ゆめ・まち・ねっと日誌に綴っていたことは別ブログに移転。こちらは、『おもしろ荘子育て勉強会ワンコインゼミ』の情報をご紹介するブログとして運用。


by yumemachinet
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

遊び場づくりは目標ではなく手段

 下の「居場所づくりbyみっきー」という記事について、きんちゃんから「遊び場作りは目標ではなく手段なの?」という問い掛けがあったので、たっちゃんの考えの概要を記しまーす。
 (きんちゃんとはもちろんのこと、このブログを読んでくださっているみなさんとも、会った時にまたじっくりお話ができたら嬉しいです)
d0010232_8554289.jpg さて、遊び場づくりって、たとえば、「A市に子ども広場が一つできました。子どもたちが連日、楽しく遊んでいます」となって、先ずは目標達成、良かった良かった、チャンチャンとなるものではないんだと思います。
 遊び場づくりの目標って、たとえば、みっきーが書いてあるように「『子どもたちが生き生きできるまちづくり』を実現するためのほんの初めの一歩」だったり、「子どもたちのいろんな特質が特性、個性として認められる社会づくりのための初めの一歩」だったり、「子どもたちが夢を描ける地域づくりの初めの一歩」だったりということだと思います。

d0010232_8571094.jpg 全国には200を越える冒険遊び場活動があります。その多くは一日でも開催日数を増やし、いつか、行政との協働により毎日開催の児童館の野外版のような有給スタッフのいる冒険遊び場にしたいという目標を持っているようです。
 でも、冒険遊び場たごっこパークはそれが目標だとは考えていません。活動を積み重ねていくと、今よりもっとたくさんの子どもたちのいろんな声、あるいは声なき声をそこに関わる大人は受け留めることになるでしょう。それをどう親に、教師に、地域の大人に伝えていくかが大切なんだと思うんです。
d0010232_912463.jpg たとえば、「今、子どもたちの置かれている社会の環境はこんなだけど、ここの遊び場では子どもたちがこんな笑顔を見せますよ。こんな優しい心を見せますよ。これがこの遊び場だけでなく、地域のどこでも見られたら素敵じゃないですか?そのためにみんなで手を携えて、もっともっと心豊かなまちづくりをしませんか?」ということを社会に投げ掛けていく。
 それが遊び場づくりに関わる大人の役割なんだと思うんです。
 逆の言い方をすれば、そういう投げ掛けをして、共感の輪を広げていくための『手段』の一つに遊び場づくりがあるってことなんです。

d0010232_954225.jpg だから、たとえば、障害のある人たちの生活の場を育んでいる人とか、お年寄りの憩いの場を築いている人とか、社会生活に疲れた人を受け入れる農園づくりをしている人とか、商店街の活性化に取り組んでいる人だとか、いろんな人と出会いますが、どの活動にもとても共感を覚えます。
 それぞれ活動分野、つまりは『手段』は違うけど、「誰もが生き生きと豊かに暮らせるまちづくり」という『目標』が同じだからなんですね。
 ゆめ・まち・ねっとの賛助会員さんの中には、A市で知的障害と視覚障害の両方がある人の社会参加を支援している人、B市で視覚障害のある人の暮らしを支えている人、C市で多文化共生のための仕事をしている人などもいます。それは、それぞれ一見、活動分野=手段は違うけど、同じ目標、同じ夢を描いているから共感してくださっているんだと思います。

d0010232_9143393.jpg 「島田公園で毎日たごっこパークを開催する」ということを『目標』だと位置付けちゃうと、きっと僕たちの活動がブレていっちゃうんじゃないかと思うんです。上に書いたようなことのためにという部分を見失いがちになってしまうかもということです。
 それにいつの日か「毎日たごっこパーク」が実現したら、それで目標が達成できたーって満足をして、その先にある大切なことに辿り着かずに終わってしまうでしょうし。
 冒険遊び場という活動を通して何を地域に伝えたいのか、どんなことを社会に発信したいのか、どんな思いを次代の子どもたちに受け渡していきたいのか、そして、子どもたちのことをどんな風に受けとめてあげたいのか、いつもそのことを自分自身に問い続けなきゃって思ってます。
[PR]
by yumemachinet | 2006-11-30 23:10 | まちづくり