ゆめ・まち・ねっと日誌に綴っていたことは別ブログに移転。こちらは、『おもしろ荘子育て勉強会ワンコインゼミ』の情報をご紹介するブログとして運用。


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防火作文コンクール

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サヤカ(中2=制服がミニスカートになってる子)が冒険遊び場「たごっこパーク」での体験をもとに書いた防火作文コンクール応募作品が防火協会長賞に輝きました!

燃えさかると「災い」になる火

 「おーい!いもが焼けたぞー!」、「あぢっぢっ、でも、うめー」。私はよく、火遊びをします。田子浦中学校区にある柳島公園というところで、冒険遊び場「たごっこパーク」というイベントが毎月行われているのですが、そこには、プレーリーダーという遊びを見守ってくれる大人がいるので、火を使った遊びもやらせてもらえるのです。
 友達と焼き芋をしたり、ベッコウ飴を作ったり、お湯を沸かしてラーメンを作ったりもします。火は食べ物を作るのに役立つだけではなく、夏には水遊びで濡れた服を乾かすことができたり、冬には寒い身体を温めることができたりと、本当に便利なものです。
 生活の中を見渡してみても、毎日の料理に使っていますし、これから冬に向かってストーブが大活躍します。火は地球上の生き物の中で人間だけが使っている道具だ、という話を聞いたこともあります。

 でも、「災い」という言葉があります。よくない出来事の意味で使います。この「災」という字は、火が大きく燃えさかる様子を表しています。それだけ、火は使い方を間違えると火事のように不幸な出来事を引き起こす原因になる、ということでしょう。
 「たごっこパーク」でも、決められた場所では、自由に火を使うことができますが、燃えている木を外に持ち出そうとしたりすると、プレーリーダーに叱られます。
 「公園で火を使うにはルールがあるんだ。どこでもいつでも火を使っていいわけじゃなく、たごっこパークの日だけ、そして、この場所でだけなんだよ。そのルールをみんなで守らないと公園で火遊びをすることはもうできなくなるよ。」
 「第一、ルールを破って火を使うと、火事になったりすることもあるからね。」
と言われます。中には、叱られても燃えている木を聖火ランナーのようにして持ち出そうとして、プレーリーダーに全身、バケツの水を掛けられている子もいます。
 そうです。「たごっこパーク」では、火を使うときのルールが決まっているのと、誰かがそのルールを破ったときに、それをすぐに消せるようにプレーリーダーがいつも防火用水を準備しているのです。

 また、ベッコウ飴を作ろうとして、熱くなったお玉を素手で持ってやけどする子や、炭になった木を見て、炎が上がっていないから消えていると思って触ってしまい、やけどをする子もいたりします。私も小学生の頃には、そんな経験をしたことがあります。私は、「たごっこパーク」で火の扱い方を学び、火の便利さを知り、火の怖さも覚えました。
 親に聞くと昔は、学校でも焼却炉の当番があったり、薪のストーブがあったり、庭でも家庭のゴミを燃やしていたり、広場でたき火をやって焼き芋をしたり……子どもの頃から火が身近にあったそうです。
 でも今は、ダイオキシンの問題などもあり、子どもたちがそういう体験をする場所がなかなかありません。それだけに、火の怖さや燃えさかると「災い」になるということを知らない子どもも増えているのではないでしょうか。

 防火というと、火事の原因になることをなくす、ということがすぐ頭に浮かびます。タバコのポイ捨てをしないとか、寝タバコはしないとか、カーテンの近くでストーブを使わないとか、天ぷら料理をしているときには火のそばから離れないと……。確かに、どれも大切なことだと思います。
 でも私は、火を子どもの頃から体験するということも防火にとって大切なことじゃないかなと思います。私がそうであるように、火の便利さ、楽しさと同時に、火の扱い方、火の怖さも身を持って体験すると、絶対に、火事の原因になりそうな火の使い方はやめようと思えます。
 子どもたちが火の楽しさと怖さを知って、火事の、災いの原因を作らないような大人に育っていくことができるような場所がもっともっと増えたらいいと思います。
 これから空気の乾燥する季節になり、火災も多くなると聞いています。火の楽しさと怖さを知っている私は、友だちにもそのことを伝え、少なくとも私の周りからは火事を起こさない、そんな取り組みができたらいいなと思います。
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by yumemachinet | 2006-03-09 10:17 | 子どもたちの居場所づくり