君は無形文化財
2005年 11月 06日
この詞は牟田さんが交流している子どもたちに向けて贈った詞です。
どうだい、近ごろ、君、生きてるかい?
おじさんも生きているぞ
生きるってことは、夜、床に入る時
やったなあ と思えるような毎日を過ごすことだ
やったなあって どういうことかって?
そう 人に認められたり 人に信頼されたり 人に愛されたり
心臓がときめくことさ
ああ 不思議と人っていう字が出てくるよね
そうだ 人は人の中に生きてるんだ
そのまた人のまわりには 大きな大きな自然が生きているんだ
だから君 人を感じ自然を感じていないと 幸せになれないぞ
皆が幸せになれば 自分も幸せになれるんだな
ここをこうしたら 皆がもっと幸せになれるのになと思うことないかい?
考えてみよう いや 考えるだけじゃだめだ やってみよう
一人で心細かったら 仲間がいるじゃないか
仲間と一緒なって、汗を流して 動いて 動いて
うまくいかなかったら その時は次の手を考えるんだ ねばるんだよ
一生をかけてね
そうだ 君のやってること それが文化ということなんだ
そういう君の姿は無形文化財だな 見えないんだよ
だけど社会にとっては 大きな大きな財産になるんだ
好きだな 忍者みたいで
普通 国が指定するんだけど おじさんが言ってあげよう
君を無形文化財に指定します
いや おじさんに言われなくてもいいんだ
自分で指定しちゃうんだよ